配信で困ったコメントが来たときは、どの配信サービスでも、次の順で対応すると落ち着いて動けます。
- 反応を続けず、まず配信画面を守る
- 非表示・ブロック・通報など、配信サービスの機能を使う
- コメント・日時・ユーザー名など、必要な記録を残す
- 一人で対応せず、事務所や信頼できる人に共有する
- 脅迫、個人情報の書き込み、しつこい接触は、相談窓口につなぐ
1. 反応を続けず、まず配信画面を守る
困ったコメントには、読み上げたり言い返したりせず、反応を続けないようにします。配信の画面に残り続けると、ほかのリスナーも話しにくくなります。まずは次の章の機能で、そのコメントが見えないようにします。落ち着いて話せないときは、配信を早めに終えても構いません。
2. 配信サービスの機能を使う
機能の名前や操作は、サービスごとに違います。
IRIAMの場合
| 機能 | できること・操作 |
|---|---|
| ミュート | 配信中のライバーがリスナーに使える。そのリスナーのコメントが、ライバーとリスナーの画面で表示されなくなる。相手に通知されない。操作:ユーザーのプロフィール →「…」→「ミュートする」 |
| ブロック | ブロックしたユーザーのコメントやギフトが表示されなくなる。ライバーがリスナーをブロックすると、そのリスナーは配信を見られなくなる。配信中にブロックすると、効果が出るまで時間がかかることがある。操作:ユーザーのプロフィール →「…」→「ブロックする」 |
| ブロック単語 | 自分の配信の中で使われたくない単語やフレーズを、300件まで登録できる。使われると伏せ字になる。操作:マイページの「ブロック単語」 |
| 通報 | 不適切なコメントや配信、プロフィールなどを運営に知らせる。通報したことは相手に開示されない。対応の結果は個別には案内されない。操作:ユーザーのプロフィール →「…」→「通報する」→ 理由と対象を選ぶ |
(IRIAM ミュート機能について、IRIAM ブロック機能について、IRIAM ブロック単語の設定方法について、IRIAM 通報機能について、IRIAM 不適切な行為をするユーザーがいる場合)
配信を止めずに見えなくしたいときはミュート、配信に来てほしくない相手にはブロックを使います。IRIAMは、ブロックの利用やユーザー同士のトラブルには関わらないと案内しています。
YouTubeの場合
| 機能 | できること |
|---|---|
| ユーザーを非表示にする | そのユーザーのチャットやコメントが、ほかの人に表示されなくなる。相手に通知は届かない。YouTube Studio のユーザー管理から表示に戻せる |
| メッセージの削除・タイムアウト | チャットのメッセージを消す。ユーザーを一時的にチャットできなくする |
| 特定の単語をブロック | 登録した単語を含むメッセージを表示しない |
| 不適切な可能性があるメッセージの保留 | 不適切と思われるメッセージを、自動で保留にする |
| 低速モード/チャンネル登録者限定・メンバー限定のチャット | コメントの間隔を空ける/チャットに参加できる人を絞る |
| モデレーターの指名 | 信頼できる人に、チャットの管理を手伝ってもらう |
(YouTube ヘルプ チャットを管理する、YouTube ヘルプ チャンネルでユーザーを非表示にする / 再表示する)
3. 必要な記録を残す
あとで通報や相談をするときのために、記録を残しておきます。
- コメントの画面のスクリーンショット(日付と時刻が分かるもの)
- 相手のユーザー名と、プロフィールのページ
- 同じ人から何度も来ている場合は、いつ・どの配信で来たかのメモ
4. 一人で対応せず、共有する
困ったコメントが続くときは、一人で抱え込まずに共有します。
- 事務所に所属している場合は、事務所に伝える
- 所属していない場合は、家族や信頼できる人に話す
- 手伝ってくれる人がいる場合、YouTubeではモデレーターに指名できる(前の章)
5. 脅迫・個人情報・しつこい接触は、相談窓口につなぐ
相談できる窓口
| 窓口 | 相談できること |
|---|---|
| 違法・有害情報相談センター(総務省の委託事業) | ネット上の誹謗中傷や、氏名・住所などの無断公開、許可なく載せられた写真について、削除依頼の方法などの助言を受けられる。削除の依頼はセンターが代わりにするのではなく、自分で行う。相談は無料で、Webの相談フォームから申し込む。システムのメンテナンスなどで相談の登録を止めていることがあるので、申し込む前にセンターのページのお知らせを確認する。登録できないときは、下の法務省や警察の窓口に相談できる |
| 法務省 インターネット上の人権侵害をなくしましょう | 削除依頼の方法の助言を受けられる。法務局が人権侵害に当たると認めた情報は、法務局からプロバイダなどへ削除を求める。電話(みんなの人権110番 0570-003-110、平日8時30分〜17時15分)とインターネットで相談できる |
| 警察庁 サイバー事案に関する相談窓口 | 全国共通のオンライン窓口から、都道府県警察に通報・相談できる。殺害の予告など命に関わるものは最寄りの警察署へ、緊急のときは110番 |
IRIAMの中で個人情報を聞き出そうとする行為などの被害は、アプリ内のお問い合わせから連絡できます。身の危険を感じるときは、すぐに最寄りの公的機関や、警察相談専用電話(#9110)などに相談するよう案内されています(IRIAM 居場所の特定や個人情報の漏洩を防ぐために気をつけていただきたいこと)。
配信の前に決めておく、短い基準
長いルールを作る必要はありません。その場で迷わないために、次の3つだけ決めておきます。
- どこまでで見えなくするか:悪口や、個人を特定しようとする質問は、すぐに非表示にする、など
- 伏せたい言葉:本名や住んでいる地域の名前などを、先に登録しておく(IRIAMはマイページの「ブロック単語」、YouTubeは「特定の単語をブロック」)
- 困ったときに連絡する人:事務所の担当者や、信頼できる人
配信の説明やプロフィールに、「ほかの人への悪口は表示しません」のような一文を書いておくと、リスナーにも伝わります。