VTuberやVライバーは、顔を出さずに配信できます。それでも、投稿した写真や、配信で話したことの積み重ねから、住んでいる地域や生活の範囲が分かってしまうことがあります。気をつけるところは、次の3つです。
- 写真:背景や写り込み、写真に付く位置情報
- 話題と音:場所や生活の範囲が分かる話、配信に入り込む外の音
- アカウント:公開範囲と、つながりのある別のアカウント
写真を投稿する前に
背景と写り込みを見直す
位置情報をオフにして撮った写真でも、背景から場所が特定された例があります。写真に写ったものから、訪れた店や地域などの生活範囲が推測できることもあります(総務省 上手にネットと付き合おう! 投稿から個人が特定されたことによる被害)。
写真で確かめるところ
| 確かめるところ | 例 |
|---|---|
| 文字 | 電柱や看板の地名、店の名前、郵便物や宅配の伝票 |
| 景色 | 窓の外の建物、地域の行事、駅や道路 |
| 反射 | 鏡や窓、画面、瞳に映ったもの |
写真に付く位置情報を外す
スマホで撮った写真には、撮った場所の情報が付くことがあります。iPhoneでは、共有するときに「オプション」から位置情報をオフにできます。カメラで位置情報を記録しないようにするには、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「カメラ」で「しない」を選びます(Apple サポート 「写真」で位置情報メタデータを管理する)。Androidは機種によって操作が違うので、使っている機種の説明で確かめてください。
配信で話すときに
ひとつの話では分からなくても、何回分かの話を合わせると、場所が分かることがあります。IRIAMの公式ヘルプでは、次のようなことが生活圏を特定するヒントになり得ると案内されています(IRIAM 居場所の特定や個人情報の漏洩を防ぐために気をつけていただきたいこと)。どの配信サービスでも同じように気をつけたいことです。
話の中で気をつけること
| 気をつけること | 例 |
|---|---|
| 場所につながる話 | 通っている学校や職場、電車の路線、地域限定の商品、その日の天気、学部名や行事名 |
| 配信に入り込む音 | 電車や救急車の音、駅のアナウンス、選挙カーの音声 |
| 予定の話 | 「明日〇〇に行く」「毎日〇〇に通っている」など、予定をくわしく話すこと |
初配信の前に決めておきたい「話さないほうがよいこと」は、初配信は何を話す?自己紹介と配信の流れの作り方にまとめています。
アカウントを分ける・公開範囲を絞る
アカウントで確かめること
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 配信用と個人用のアカウントを分けているか | 個人用のアカウントの投稿や友だちから、つながりが分かることがある |
| 公開範囲を絞っているか | 特定の人とだけ共有する設定にすれば、知らない人に見られにくい |
| 非公開で見た情報を、ほかの人が再投稿しないか | 非公開で得た情報を勝手に再投稿したり、スクリーンショットを撮ったりしないことも、総務省のガイドで挙げられている |
被害にあったとき
IRIAMの場合
IRIAMの中で個人情報を聞き出そうとする行為などの被害にあったときは、アプリ内のお問い合わせから連絡できます。IRIAMの外のことも含めて身の危険を感じるときは、すぐに最寄りの公的機関や、警察相談専用電話(#9110)などに相談するよう案内されています(IRIAM 居場所の特定や個人情報の漏洩を防ぐために気をつけていただきたいこと)。
YouTubeに投稿された場合
YouTubeでは、自分の個人情報や自分が写った動画が投稿された場合、まず投稿した人に削除を頼めます。合意できないときや、直接連絡したくないときは、プライバシー侵害の申し立てで削除を求められます。申し立てができるのは、本人か法定代理人です(YouTube ヘルプ 個人情報の保護)。
公的な相談窓口(共通)
氏名や住所の無断公開、許可なく載せられた写真については、違法・有害情報相談センター(総務省の委託事業・相談は無料)で、削除依頼の方法などを相談できます。困ったコメントへの対応と、そのほかの相談先は、配信の荒らし・困ったコメントへの対応|非表示・ブロック・通報と相談先にまとめています。
投稿・配信の前のチェックリスト
- 写真の背景・文字・反射に、場所が分かるものが写っていないか
- 写真の位置情報をオフにしたか
- 今日の話に、近所や生活の範囲、予定が分かる話が入っていないか
- 配信する部屋に、外の音(電車・救急車・アナウンスなど)が入らないか
- 配信用のアカウントと、個人用のアカウントが分かれているか